地盤ネットホールディングス(東京都千代田区)はこのほど、子会社の地盤ネット総合研究所(東京都千代田区)が研究開発した人工知能(AI)を活用した戸建住宅向け地盤解析の実用化を開始した。
同社は昨年からAIの研究を開始し、過去十数万件の解析物件データをAIに学習させ、改良と検証を重ねた結果、解析基準に合致した解析結果を導き出すことに成功したことから、このほど実用化に踏み切ることを決めた。住宅地盤業務の総合ワンストップサービス「スマート地盤システム」における地盤調査結果の解析に導入する。
AI導入により、過去の不同沈下データや地震等による災害現場のパターンを学習させ再発防止が可能となるほか、統一した解析基準の徹底によりヒトによる解析基準のバラつきを解消させることができる。
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