JFE鋼板(東京都品川区)はこのほど、同社の独自工法であるシステム鉄骨「JFE フレームキット」を採用した、新宿駅東南口高架下の観光案内所およびイベントスペースが完工したと発表した。
「新宿駅東南口に新たなにぎわいを創出する」をテーマに国際観光都市・新宿のブランド力向上を目指して建設されたもので、3.5ヶ月の短工期施工を実現。高架下かつ重機が入りづらい駅前狭小地という立地のため、使用部材の軽量化や耐火建築物への対応が必要だったが、これらのニーズに応えるフレームキットの耐震性と耐久性、施工性などの特徴が評価された。
これまでは軟弱地盤や狭小地に建つ集合住宅、高齢者施設などを中心に採用されており、高架下の建物に採用されたのは今回が初めて。都市部において、高架下への商業施設建設は今後も増えると考えられ、商品優位性をPRするなど拡販に努めていくという。
2016年度は、67棟に採用される見通し(2013年度比76%増)。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。