LIXIL(東京都千代田区)はこのほど、システムキッチンのシンク内に二段のレーンと調理台や作業台となるプレート、水切りカゴを組み合わせ、調理と後片付けを効率よく行える「Wサポートシンク」を発表した。3月より主力商品のシステムキッチン「リシェルSI」と「アレスタ」に搭載し全国発売する。
「Wサポートシンク」の最大の特徴は、シンクを立体的に活用できること。シンク内に設けた二段のレーンの上段には調理台となるマルチプレート、下段には水切りプレートをセットすることで、シンク内のデッドスペースを有効に使える。「収納の大きさよりもキッチンでの歩数や作業の工程数をいかに減らせるかが、時短調理のポイント」と、家事アドバイザーの矢野きくのさんは言う。「Wサポートシンク」は、これらのプレートを立体的にセットすることで、食材を洗う、切る、湯切りするなど一連の作業を立ち位置を変えることなく行えるので、時短調理や家事の効率化が図れる。
また、後片付けでは深さの違う2つの水切りカゴを上段、下段にそれぞれセットし、皿やフォーク・ナイフ、包丁といった種類別にカゴを使い分けることで、手際よく水切りが行え、また取り出しもしやすい。シンクの底面は、すり鉢状の「ナイアガラフロート」を搭載、シンク内に汚れを広げず洗い物ができる。
価格は、アレスタ(I型 間口255cm・奥行65cm、木製キャビネット)基本プランで、78万8000円~。「Wサポートシンク」の水切りカゴはオプションで、定価7000円/個。
Wサポートシンク搭載のシステムキッチン「リシェルSI」と「アレスタ」の2017年度販売目標は6万5000台。
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