ナスタ(東京都中央区)は、日本郵便(東京都千代田区)および大和ハウス工業(大阪市北区)と協力し、「再配達問題」の解決に向けて、戸建住宅への新型宅配ボックス普及促進の取り組みを始めた。
その第一弾として、ダイワハウスの越谷レイクタウン戸建分譲住宅地「セキュレアシティ レイクタウン美来(みく)の杜」において、145戸全戸にナスタが開発した宅配ボックスを導入する。メール便、宅配便、インターホーン一体型の新型機能性門柱で、タイプは2つ(写真)。
大和ハウスは、マンションなど集合住宅への導入は標準化しつつあるが、戸建住宅には防犯上の問題や設置場所、デザイン面での課題が多くこれまで実現できなかったという。このたび、3社の協力により外構や外観、街並みになじむデザイン、大きさ、カラーバリエーションが揃い、また、ユーザーが毎回任意に暗証番号を設定できる錠前を採用することで防犯面もクリアできたとする。これにより、荷物を受け取るだけでなく発送もできるようになる。6月以降には「書留郵便物」の受け取りも可能になるという。
大和ハウスでは、今後分譲住宅だけでなく、注文住宅にも対応していく。また、ナスタでも3月からは一般の工務店やビルダーにも販売していく考え。初年度販売目標は1万台。
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