省エネルギー性能の高い直管LEDランプの安全性向上と普及促進のため、国際電気標準会議(IEC)において日本から国際標準化提案していた「直管LEDランプの安全性」の規格が、このほど、国際規格(IEC62931)として発行された。
経済産業省が2013年4月に一般照明用直管LEDランプの安全性についての日本工業規格(JIS)を制定し、その上で国際標準化を同年11月に国際電気会議で提案。JISを基礎として各国の標準化機関と協議を重ねた結果、今年1月に国際規格(IEC62931)として発行された。
この国際規格では、(1)LEDランプ専用の口金GX16t-5を使用する、(2)ランプの落下防止(温度変化による長さの変化、たわみ)のため寸法変化の許容値を規定する、(3)感電に対する保護のため、容易に破損する材料を用いない、又は破損してもLEDランプ内部の配線等に人体が接触しない構造内部とする、などの技術的基準を定めた。また、ランプを照明器具に装着する途中で口金ピンに触れても感電しないために、LEDランプ両側の口金ピン間における絶縁抵抗及び耐電圧に関する要求事項についても規定した。
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