住宅金融支援機構は、民間住宅ローンを取り扱う金融機関330機関に対し、2015年度の住宅ローンの貸出実績や取り組み姿勢、営業戦略などの動向に関するアンケート調査を実施、このほどその結果を公表した。調査期間は、2016年9月1日~10月30日。回答は307社から得られた。なお本調査にフラット35は含まれていない。
新規貸出額の金利タイプ別構成比は、「変動金利型」が2014年度より7.1%増加して61.8%となり、次いで「10年固定型」の18.2%(昨年比1.6%減)だった。
取り扱い検討中の商品では、「リバースモーゲージ」が57.0%と最も多かった。今回の調査で、取り扱い中の商品としてリバースモーゲージを挙げた金融機関は10.7%にとどまっている。
今後重視する商品は、「新築向け」が昨年度より11.1%減少し76.3%だったのに対し、「中古住宅向け」は5.2%増えて63.7%、「リフォームローン」は3.8%増えて62.3%だった。
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