「粘土瓦」を使用した建築物や構造物の優れた実施例を表彰する「甍(いらか)賞」(主催:全国陶器瓦工業組合連合会・一般社団法人全日本瓦工事業連盟)の募集が、2月1日より始まった。
屋根材料として日本で広く普及してきた「粘土瓦」の新たな魅力を求めて開催するもので、「瓦屋根設計コンクール」と「学生アイディアコンペティション」を実施する。
「第17回瓦屋根設計コンクール」では、国内外の設計事務所および設計者を対象に、国内産粘土瓦を使用した建築設計や環境デザインの優れた実施例を募集。完成後1年以上7年以内であることが条件で、「住宅」「一般」の部門別に審査を行う。
「第4回甍賞学生アイディアコンペティション」は、国内外の大学院や大学、高等専門学校等で建築を学んでいる学生が対象。「東京オリンピック・パラリンピックの機会に日本の文化『瓦』の魅力を世界に発信する空間提案」という課題に対して作品を募集する。
審査委員長は、建築家で日本建築学会理事の池田靖史氏。
いずれも、5月10日までに、応募カード等必要な資料を添付して事務局まで提出する。審査結果の発表は、6月中旬頃の予定。募集要項や応募用紙等詳細はホームページにて。
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