積水化学工業(大阪市北区)が1月30日に発表した2017年3月期第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比4.2%減の7662億円、営業利益が11.0%増の615億円、経常利益が17.2%増の637億円、純利益が1.3%減の399億円だった。円高や事業構造改革の影響により減収となったものの、高機能品の販売拡大、新築住宅の販売増、収益改善施策の実施などにより、第3四半期として営業段階での過去最高益を更新した。
住宅カンパニーの売上高は1.4%増の3412億円、営業利益は2.7%増の196億円だった。新築住宅事業の受注は、「Gシリーズ」が好調だったほか、分譲住宅が堅調に推移したことで前年同期を上回った。住環境事業は、太陽光発電システムなどスマート系商材が低調に推移したことで前年同期を下回った。
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