ベネッセホールディングス(岡山市)の社内シンクタンク「ベネッセ シニア・介護研究所」は、現在有料老人ホーム等を利用する入居者の家族を対象に意識調査をおこなった。入居検討のプロセスに関する問いでは、入居の検討は家族主導が84.6%で、そのうち64.0%は本人が独居であった。
![入居の検討形態](https://www.s-housing.jp/wp-content/uploads/2015/11/main3.jpg)
【入居の検討形態】
入居までの介護期間は、全体では「介護歴なし」が25.6%と多く、「6カ月以内」が48.4%と約半数を占めた。家族と同居している高齢者について家族主導で入居を検討する場合は、「介護歴なし」の割合が14.3%と低く、介護を経験してから入居に至るケースが多いという結果に。
![【家族主導のケースにおける入居までの介護期間】](https://www.s-housing.jp/wp-content/uploads/2015/11/sub2.jpg)
【家族主導のケースにおける入居までの介護期間】
家族同居のケースでは入居前には「自宅介護へのこだわり」や「家族以外の介護への罪悪感」を感じる人の割合が高いが、入居後に「気持ちが前向きになった」人は72.1%、「入居者と家族の関係が良好になった」も56.2%に及んだ。
![【家族同居-家族主導のケースにおける入居後の変化】](https://www.s-housing.jp/wp-content/uploads/2015/11/sub6.jpg)
【家族同居-家族主導のケースにおける入居後の変化】
調査はベネッセスタイルケア(東京都新宿区)が運営する全国の有料老人ホーム等の入居者と家族に対して9月に実施。4384件の回答を得た。入居前の環境や入居前後の心境についてまとめたもの。
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