公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会はこのほど、不動産鑑定士が評価に使う新しい既存戸建住宅建物積算価格査定システムを開発した。住宅の性能を価格に反映するための取り組みの一環。
新システムでは、建物を基礎、躯体、屋根、内部仕上げなど11部位に分けて部位ごとに再調達原価の把握ができる。修繕が必要な部分や経年経過に伴う価値の減少を部位ごとに反映させることが可能となっている。
![新しい評価システムのトップ画面](https://www.s-housing.jp/wp-content/uploads/2015/07/b927e71eb4b538966bc7998da98f469f-640x471.jpg)
新しい評価システムのトップ画面
一般財団法人建設物価調査会の再調達原価査定システムが組み込まれており、地域、規模、建物の性能やリフォームの状況を反映した精度の高い再調達原価の査定ができる。リフォームで取り替えが行われた部位については、経過年数にも反映され、適切な減価が導かれる仕組みになっている。
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