東日本大震災の大津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」を復興大臣の公印として寄贈するプロジェクトで、大建工業(大阪市)は同社の独自技術であるWPC加工技術を提供することで協力した。同技術は、木材組織にプラスチックを注入して充填し、硬化させる加工技術。
角印材には「復興大臣之印」の文字が刻まれている。今後、復興大臣感謝状などに使用される予定。3月14日~18日、仙台で開催される「国連防災世界会議」の会場で「奇跡の一本松による復興大臣公印」として展示される。
松の木は木目が粗いため印材としては適しておらず、彫刻をおこなえる硬さを確保する必要があった。同社は同技術を用いて、凹み傷や引っかき傷、汚れがつきにくい高機能性フロアーを製造、販売している。
![「奇跡の一本松」から取られた角印](https://www.s-housing.jp/wp-content/uploads/2015/03/77fb86b73567969e44da4e6d93dc7a1a-e1426060486874.png)
「奇跡の一本松」から取られた角印
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。