4月13日から開催されているカナダ・バンクーバー五輪の競技施設では随所に木材を使用し、世界に向けて木造施設の可能性を発信している。
BCウッド日本事務所によれば、スピードスケート会場となる「リッチモンド・オリンピックオーバル」は世界最大級の木製の屋根が特徴。住宅に使われるツーバイフォー工法用の製材を高度な技術で組み合わせて使用。虫害を受けた被害木を積極的に使い、森林再生も促す。
フィギュアスケートの練習場として使われる「トラウトレイク・アリーナ」、映像やニュースを配信する「コンベンション&エキシビジョンセンター」のほか、5施設で構造材や仕上げ材に木材を利用している。