自然の力で同時給排気　北国の省エネ・新エネ大賞に

　省エネ型換気を提案するグッドマン（北海道札幌市、斎藤武夫社長）はこのほど、経済産業省北海道経済産業局による平成２４年度「北国の省エネ・新エネ大賞」（北海道経済産業局長表彰）を受賞した。

　受賞対象は、自然の力（室内外の温度差や気圧差など）を利用して空気を入れ替えるパッシブ換気口。高気密の建物で給排気が同時に作動し、１２帖の部屋であれば内外温度差１０℃のとき１台で７～８立方メートル／時の換気能力がある。

　同社はこのパッシブ換気口を第三種機械換気と組み合わせた「ハイブリッド換気システム」を提案。最小のコスト・エネルギーで室内の温熱環境を整えるとともに、排気ファンのトラブル時や停電時にも自然換気によって一定の換気量を得られるようにする。

　平成２４年度「北国の省エネ・新エネ大賞」の受賞者は次のとおり。１２月２１日、札幌市内で表彰式が行われる。

【節電部門】一八興業水産◇札幌市【開発・製造部門】イワクラ◇グッドマン◇コーノ◇積水化学北海道【有効利用部門】日本アスパラガス◇北電興業◇北海道大学大学院地球環境科学研究院◇マルスイ冷蔵◇湯宿だいいち【啓発普及部門】北海道岩見沢農業高等学校