ベストワン(神奈川県横浜市)はこのほど、同社が運営する輸入住宅建材の通販サイト「北欧の森」で、短尺(2.2m未満)サイズの無垢フローリングの販売を開始した。
DIY需要が増えるにつれ、ビニール梱包で出荷する長尺(4m)の外損による交換費用や対応時間が増加。顧客満足度の低下も招いていたと同社。そのため、段ボール梱包にするなどの対策が取れ、扱いやすさもアピールできる短尺商品の販売に力を入れる。また、短尺は他の企業の取り扱いが少ないことから他社商品との差別化も図れるとする。年内には羽目板についても、長尺の取り扱いを絞り、短尺のラインナップを拡充する方針だ。
レッドパインは、北欧レッドパインは長尺、ロシアレッドパインは短尺として商品体系の見直しを図った。北欧レッドパイン(長尺)は15mm厚と21mm厚でそれぞれAグレードとBグレードの4種類に絞り、オイル塗装や20mm厚、30mm厚は取り扱い終了とした。一方、ロシアレッドパイン(短尺)は、30mm厚の取り扱いを開始し、15mm、20mm、30mmでそれぞれAグレードとBグレードを取りそろえた。
また、初めての広葉樹となるシラカバを新たにラインナップ。1m以下のサイズも用意し、ロフトなどの省スペースやDIY向けに訴求する。カラーは、無塗装、クリア、ホワイト、ライトブラウン、ブラウンの5種類。
スプルースの販売も開始する。レッドパインで取り扱いを終了したオイル塗装や15mm厚と20・21mm厚の中間サイズとして18mm厚を新たにラインナップした。
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板材としては初めてのラインアップとなるシラカバ。1m以下の長さも取りそろえる。ロフトなどの省スペースやDIY向け商材としてアピールする
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