地域工務店派は価格感重視
ハウスメーカー派は性能
会社選びの際に重視した点を依頼事業者別に比較すると、地域工務店に依頼した人は希望の価格帯との相性を最も重視していた。ハウスメーカーに依頼した人が最も重視した点は、住宅性能の高さだった。地域工務店では、社長やスタッフの人柄が3番目に挙げられているのに対し、ハウスメーカーでは同項目の重視度は低い。
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地域工務店に依頼した人が住宅会社を選ぶ際に重視したポイントの4番目にも、会社の雰囲気・フィーリングが入っている。地域工務店にとって、自社のスタイル・雰囲気は選ばれる際の重要なポイントになっていることがわかる。
会社を選ぶ際に会社のスタイルと自分のスタイルとの相性を考慮するかきいたところ、地域工務店に依頼した人は、ハウスメーカーや大規模ビルダーに依頼した人よりも、会社のスタイルを気にする人の割合が多かった。スタイルの相性と満足度の関係を見ると、自分のスタイルに合った会社がいいと回答した人の満足度は、他と比べて高かった。
工務店での家づくりは、単にモノとしての住宅を購入するという感覚ではなく、人として向き合いながら進めていくものという意識が強いことがうかがえる。
続きは「住生活ビジネス白書2019」で。
インターネットによるアンケート調査
対象:2017年以降に注文住宅を新築した27~69歳の男女500人
時期:2018年6月14日~6月17日
性別:女性245人 男性255人
年齢:20代38人 30代219人 40代145人 50代72人 60代26人
施工事業者別のサンプル数 ハウスメーカー232人
大規模ビルダー42人
地域工務店202人
設計事務所17人
その他7人
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