TOTO(北九州市)、DAIKEN(大阪市)、YKK AP(東京都千代田区)の3社(TDY)による「TDYリモデルコレクション2018」が開幕した。3年ぶり7回目となる今回から、それまでの「グリーンリモデルフェア」を改称、新しい大規模フェアへと進化させ、5月17日~19日までの三日間、幕張メッセにて行われる。
これまでと大きく変わったのは、生活者のリモデルにストーリー性を持たせて一貫して”コト”の提案をしていること。今年のテーマである「十人十家(じゅうにんといえ) くらしの想いをわたしらしく」の名の通り、10通りのリモデル事例(戸建て7通り、マンション3通り)を生活者の具体的な暮らしを設定しそれぞれの生活スタイルに合わせて再現した。
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(左)家事ラクスタイル「子育てパパママの家族時間」。妻が仕事に復帰し共働きになった家族の暮らしをイメージ。効率的な家事動線や子どもの遊び場にもなるインナーテラスを設置。(右)ペットと暮らす「ネコと本とひだまりと」。読書と猫が好きな自宅に作業場を構えるフリーランスの夫婦の暮らしをイメージ。天井には鳴き声をやわらげにおいも抑える天井材を使用
また、メインターゲット層である50~60代に加えて、中古住宅の購入層でもある30代もターゲットとし、2者に向けての提案を行っているのも特徴。それぞれの生活シーン(各ブース)の横には製品や技術を紹介するコーナーも設けられ、これまで通り商品力や技術力の高さもアピールする。
さまざまな消費行動がモノからコトへと変化する中、リモデル需要も「商品の老朽化」などの”モノ”をきっかけとするのではなく、「こういう生活がしたいから」という”コト”実現のためのリモデルに変化しているとして、その生活者の変化に応える10の提案でリモデル需要を喚起する。3社は「ぜひ工務店にもエンドユーザーのニーズの変化をつかんで欲しい」と話す。
全国10か所のTDYコラボレーションルームでも5月18日~20日まで同フェアとの連動で「TDYコラボレーションショールームフェア2018」を開催。両フェア合計で約4万人の来場を見込む。
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5月17日、開会に先立ちオープニングセレモニーとメディア向けの内覧会が開催された。3社代表が固く握手を交わした。左からTOTO・喜多村円社長、大建工業・億田正則社長、YKK AP・堀秀充社長
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