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新築分譲マンション初の「東京都子育て支援住宅」となった「イニシア西新井」外観
東京都都市整備局はこほのほど、大和ハウスグループのコスモスイニシア(東京都港区)による新築分譲マンション「イニシア西新井」を、分譲マンション初の「東京都子育て支援住宅」として認定した。
「東京都子育て支援住宅」は、2016年2月に創設された「東京都子育て支援住宅認定制度」に基づいて、居住者の安全性や家事のしやすさなどに配慮され、かつ、子育てを支援する施設やサービスの提供など子育てしやすい環境づくりのための取り組みを行っていると認定された住宅。具体的な認定基準は下表の通りで、新築集合住宅においては、必須項目のすべて(全62項目)と選択項目12項目以上に適合することが求められている。これまで、賃貸住宅では全12物件、360戸が認定されている。
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認定基準の概要(新築の場合)
対象住宅は、分譲または賃貸の集合住宅で既存・改修も対象となる。また、耐火構造または準耐火構造であり、住戸専用面積が50m2以上などの要件に該当する必要がある。認定されると都のホームページなどで建物概要が掲載される。
「イニシア西新井」は、制度が定める新築の場合の認定基準を74項目でクリア。主な設備仕様は、壁の面取り、ドアや引き戸の指はさみ防止、チャイルドロック付きガスコンロ、ベビーカー置き場、段差の解消など。また、コミュニティづくりも重視し、HITOTOWA(東京都目黒区)、スノーピーク(新潟県三条市)とコラボレーションし、交流イベントや防災ワークショップを企画。入居者同士の交流を図りながらいざと言う時に助け合える防災コミュニティを構築している。
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認定対応箇所の一例
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3月20日に建物内が報道関係者に公開された。写真はロビー。奥の壁がアウトドアグッズの収納庫になっている。居住者がレジャーで使用できるほか災害時には避難用のテントや用具として利用可能
購入者は、30~39歳の子育て世代が約6割を占める。同社では、認定を受けたことで販促活動がしやすくなったと言い、当初のターゲットエリア外である都心からも申し込みがあり、現在の入居状況は9割がた埋まっていると言う。同社の一般的な新築マンションよりも速いペースで売れていると担当者は話す。
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