一般社団法人日本電機工業会(JEMA、東京都千代田区)は1月24日、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、空気清浄機などの民生用電気機器の2021年(1月~12月)の国内出荷実績を発表した。
2021年は、全体で2兆5215億円、前年比99.4%と6年ぶりのマイナスとなった。6月以降、前年の需要増加の反動と夏の天候不順の影響により、前年同月比でマイナスが続いたが、過去10年平均(2兆3303億円)を大幅に上回り高い水準を維持していることがわかった。
空気清浄機は299万4000台(同98.6%)で2年ぶりのマイナスだが、過去最高だった前年に次ぐ出荷数量となった。ルームエアコンは937万3000台(同95.0%)で6年ぶりのマイナス。巣ごもり需要で5月まで前年比プラスを維持したが、6月以降は天候不順などの影響でマイナスに転じた。一方、電子レンジは369万2000台(同105.7%)で2年連続のプラス。家庭での食事の機会が増加し、過去2番目の出荷数量となった。
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